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イギリスと言えば、パブである。町のあちこちにパブがあって、庭付きや限定されたエリアであれば子連れでも入れたりする、庶民の憩いの場。日本で言えばファミレスや居酒屋といった感覚かもしれない。

郊外のパブには必ず駐車場がある。

えっ?!

つまり、イギリスは飲酒運転もある一定の量まではOKなのである。今回はそんなビックリするほどゆる〜い、イギリスの運転ルーツをいくつかご紹介しよう。

まずはその「飲酒運転の許容量」だが、当然のことながらイギリスでも飲酒運転は原則禁止なのだが、ビールなら2パイント(1パイントは約0.57リットル)ぐらいまでは許容される。日本のように道ばたでアルコールチェックをするような警察官もいないし、そもそもどうやったら2パイントしか飲んでいないという証明ができようか?

という訳で実質、飲酒運転はべろんべろんでない限りは大目に見てもらえるということなのだ。

さて、そんなイギリスの免許諸取得制度がどうなっているのか?というと、免許を取得したい人はまず仮免許を申請する。そのあと、なんといきなり路上運転から始まるのである!

車はこんな感じで「L」(=Learner)のマークがいっぱいついている。インストラクターのレッスンを10回程度受けて学科試験に臨むのだが、教習を受けるのも別にインストラクターでなければならないというわけではない。

運転歴が5年以上ある人が同乗すれば、仮免許の人でも路上で運転が可能。ついでにこの人から運転のイロハを学んで学科試験に合格すれば晴れて免許取得となる。

なので、日本で教習所に通って仮免もらって・・・というよりは遥かに安上がりで簡単に免許が取得できる。だからといって、イギリスが日本よりも交通事故が多いという訳でもないので、日本の免許制度が果たして本当に役立っているかは「?」かもしれない。

そんなイギリスにも日本ではありえないような交通ルールが存在している。

それは・・・馬の追い越し禁止である!

実際にイギリス国内を車で運転していると、結構な確率で馬に出会うことがある。例えばイベントなどの警部を行っている騎馬警察官、乗馬のレッスン中で路上「運転」中の方々、さらにはイギリス軍の騎馬部隊など、本当に多種多様な馬に遭遇する。

これらの馬は基本的に追い越し禁止である。なぜなら馬は車でなく動物。車がスゴいスピードで横切ったら、びっくり仰天してしまうからだ。

交通量が多かったり、渋滞を招きかねない状況の際にはこれらの馬を追い越してもかまわないが、その時は車のエンジン音をあまり立てないように静かに追い越すことが義務づけられている。もしスゴいスピードで馬の横を走ったら、警察官がソッコーでやってきるのでご注意を。

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