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BMWグループのクラシックカー部門は2年前、”キング・オブ・ロックンロール”と呼ばれた故エルヴィス・プレスリーの愛車、1957年式BMW「507」の完全レストアに着手。ついに完成した507が、8月21日に米国カリフォルニア州で開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初公開されることになりました。
まずは発見当時の様子を御覧ください。
このエルヴィスの507は、BMW専門誌『Bimmer』のジャッキー・ジュレ記者が、引退した航空宇宙エンジニアであるジャック・キャスター氏の納屋で発見したもの。キャスター氏は1968年に同車を購入して以来、手放すことなく所有していたそうです。

写真を見ても分かる通り、状態は良いとは言えないものでした。

ペイントが劣化したボディの他にも、修理や交換、作り直しを要する箇所は数多く、しかも、エンジンがシボレー製V8に載せ替えられていることが判明したのだとか。インテリアもまた状態が酷く、シートは一から作り直しが必要で、ダッシュボードは完全になくなっていたという「いわくつき」の車だったのです。
また、この507は新車から今までの間に8度も塗り直されてました。エルヴィス自身も塗装を施しているのですが、ファンが口紅でメッセージを書き込むことに辟易して、レッドで塗り替えたといわれています。

完全レストアされたエルヴィスの507は、BMW創立100周年を記念して、今年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで他の多くのヴィンテージBMWと共に展示される予定だそうです。

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