都市伝説ではないかとも噂されていましたが、あの天下のトヨタが2ドアスポーツクーペ『86』の大幅マイナーチェンジに合わせ、改良新型に採用した新技術が、なんと「アルミテープ」(笑)。
でもトヨタは真剣だった!
「アルミテープによる空力コントロール」を実現すると発表。超低コストながら操縦安定性の向上に大きく貢献するといい「皆で試してみて」とオススメまでしちゃっているのです。
たしかに100円ショップでも売っていますから、こんな低価格で車の性能がアップするなら、騙されたと思ってやってみる価値があるのではないかと考え、私も早速試してみることに。意外と実験好きなワタクシは、100円ショップではなく、ホームセンターで300円ちょっとの高めのアルミテープを購入。
車は好きだけど技術的に詳しくないワタクシは、アップスレンタカーのドン・M氏の指導のもと(?)プラスティックでできている部分、ありとあらゆる場所にアルミテープをベタベタと貼りまくりました。
ワタクシの愛車は購入価格6万円の軽自動車、ダイハツのムーブ。平成14年・・・・笑。こんな車でも大丈夫なんでしょうか。
さすがに車の外装にはるのは気が引けたので(笑)車のナンバーの下にこっそり、しかし非常に大胆に貼りまくりました。あいつ話題のアルミテープ貼ってるよ、と言われるのも何なので一応見えないようにやってみたつもりです・・・。
5分程度の通勤や買物ではあまり実感はなかったのですが、ついに性能アップを実感する日がやってきました!
先日、阪和道(一応高速道路w)を和歌山〜大阪方面の往復・・・と言う機会がありました。やっぱり軽自動車なので、アルミテープを貼ったからと言ってエンジンサイズがアップするわけではなかったのですが、一度加速してしまったら最後、この安定性は何なんだ?!というくらい。
ワタクシの夢はホンダNSXを買うこと・・・ですが、この加速の安定性に実は満足してしまい、もうNSXはいらねーよ、浮気心を出してしまってごめんよムーブくん。そんな心境に陥ってしまったのでした。
たかがアルミテープで?!と思うかもしれませんが、実際にトヨタは論文まで発表しています。
車体が帯びた電気を、最適に配置したアルミテープによって効果的に放出、これにより走行中の車体の空力バランスを部位ごとに変化させ、直進安定性、回頭性などの向上に寄与しているそう。
もっと具体的にいうと・・・
空気は+(プラス)に帯電しており、クルマは走行することで+帯電をしやすく、これにより車体まわりの空気を引きはがす力が働き、空気の流れが乱れるため十分なエアロダイナミクス(空力)を発揮することができない。それをアルミテープによって放電し空気の流れを整えることでタイヤ接地性の向上やロール制御、ヨースタビリティ、操舵応答などに効果をもたらす、というもの。
貼っても効果がない!という声が多々聞かれるのですが、トヨタやアップスレンタカーのドン・M氏によれば貼ると効果的な場所というものがあるそう。私はさっぱりよくわからないので、言われたとおりに「プラスティック製」の部分に貼りました。これは、金属部分は帯電しにくいそうなので意味なし!なのだとか。
他にもアルミテープをはる「場所」と「貼り方」にも注意があります:
*リアは縦方向にはると効果的!
*フロントガラスは左右の下端部でこの場所にはるとかなり効果が実感できるらしい。アルミテープは左右をギザギザに切って尖った形状を持たせた方が良く、10cm程度で十分だとか。
*ステアリングコラムの下側に貼ることにより、タイヤハウスの空気の流れをよくする
たかだか数百円で性能アップするとあのトヨタが言っているのですから、ぜひぜひ皆さんも試してみてください!数百万円のスーパーカー並みの精度を実感できるかもしれませんよ!笑
やっぱりアルミテープは「トヨタ純正」で!(笑)
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