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ラップコムのバッテリーを外部電源化してみました。

ラップコムの付属充電器はラップコム本体にバッテリーを取り付けたままでないと充電できないので大変不便です。
バッテリー単体で充電しようとすると卓上スタンドを別途購入(4000円程度)する必要がありました。
バッテリー自体も5000円程度と高く、あまり追加購入したいものではありません。

乾電池で使用できるように改造している方もいたのですが電池交換や充電などが面倒そうだったのでモバイルバッテリーで駆動できるようにしてみました。
これなら充電器内臓バッテリーのようなものなのでUSBさえ繋げば簡単に充電できます。
過放電防止機能も当然付いているでしょう。
しかも安価(Amazonで千数百円)で入手しやすいです。

RAVPower モバイルバッテリー 3350mAh

実際の電圧を図ってみましょう
純正バッテリーは満充電で4.30V程度。

純正バッテリー

USB出力のモバイルバッテリーは5.16V程度となっています。

モバイルバッテリー

少し電圧が高いので降圧して使用します。
電圧を下げる方法は色々あると思うのですが今回はダイオードの順電圧降下特性を利用します。
使用するダイオードは1N4007。

1N4007

ダイオード2個で4.45Vとなりました。
ちょっと高めですが許容範囲じゃないかと。

順電圧降下

バッテリーを分解します。
カバーが接着されていますがPカッターでカリカリ削れば比較的簡単に開封できました。

Pカッター

開封

バッテリーは本体に接着されていますので無理やり剥がします。

剥がす

バッテリーはニッケル水素の850mAh×3個=2550mAhでした。
今回の改造で容量が1.3倍ほどになっていますが昇圧、降圧でロスをしているので実際にはほぼ同じ容量ぐらいになるでしょう。

ニッケル水素

黒い線は温度センサーのようです。
バッテリー充電時の異常発熱を監視しているのだと思います。
今回の改造で充電機能は使わなくなるので不要となりますがそのままにしておきます。

温度センサー

今回使用するUSBケーブルと同じ2.5mmの穴を開けておきます。

穴あけ加工

配線をハンダ付けしてシュリンクチューブで絶縁しておきました。

ハンダ

とりあえずこの時点で動作するか確認してみましょう。

動作確認

無事電源が入りました。

動作OK!

無事動いたので100均で入手したグルーガンで配線を固定しておきます。

グルーガン

カバーもグルーガンで接着しておきました。

カバー接着

本体に装着して完成です。

完成!

工作時間 1時間

 
 

 

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super7
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